INTERVIEW
システム開発室 室長久米 匡史MASASHI KUME
内製化された開発体制が武器。
モノづくりで、
誰かの役にたつ環境。
SIerからの社内SEへ
自分は300名規模のSIerからの中途入社。
もともと、技術で生きていこうとは決めており、
新卒で入った会社は、将来的に自社製品や事業会社で技術担当をするための業界知識やスキルを身に着ける位置づけで入社を決めていました。
結果、4年半年くらいで転職し、今に至ります。
実はトレジャー・ファクトリーは、何度かユーザーとして利用させていただいていたのですが、
その当時から、接客や商品陳列などでいい印象をもっていたことも、決めてのひとつでしたね。
100ものシステムが内製
実はトレジャー・ファクトリーは、自分が入社当時(2010年11月)で、すでに100もの社内システムを内製で開発していました。
トレジャー・ファクトリーのような実店舗をもち、それが事業の柱になっている組織の場合、
システムは、外部のシステム会社に依頼することが一般的。
しかし、トレジャー・ファクトリーの場合はそうではなく、そのすべてを自社で開発していたことに驚きを覚えました。
その背景にあるのは、まさにリユースショップという事業モデル。
販売だけでなく買取りもある、そしてそれらが品質や状態などによって価格が変動するという、
リユースショップならではの商品管理を柔軟に実現していくためには、自社での開発が必要。
ITによって支えられた販売・買取の体制が自社で整っていたからこそ、お客様の信頼を獲得しながら、この業態で拡大が実現できたのです。
自動釣銭機の導入
入社後しばらくして、自動釣銭機の導入を手掛けることに。
半年くらいで要件をかため、その後、実装・トライアルへ。
もちろん、全体最適の観点からみれば、自動釣銭の導入は、事業運営上、効率的でメリットが多いことは間違いありません。
しかし、現場で使うスタッフからは反対の声もありました。
「こういうときはどうするのか」「結局今までのやり方のほうが効率的ではないか」
こうした声のひとつひとつに耳を傾け、そのひとつひとつを解決していくことで、
しっかりと本運用につなげていくことができたのです。
振り返ってみれば、トライアルから本運用まで3ヵ月。
もちろん、現場の業務の大幅な効率化に貢献でき、使うスタッフからも感謝の声もいただきました。
お客様からも、リユースショップに自動釣銭機がある、と驚かれたことも何度かありましたね。
大事なことは現場のスタッフの意見をよく聞くこと。
お客様から言われたものを納品する前職と違い、より良いものをつくるための制限がほとんどないことが
この会社で技術に関わる面白さであり、大変な部分でもあります。
だからこそ、最初に決めたことを守ることよりも流れやニーズの変化に合わせて
その都度、一番大事なものに優先順位をあわせて、
対応することが社内システムを作る際には大事なんだと学びました。
システム投資・モノづくりに理解がある組織
だからこそ、社内のシステム投資に対する判断は柔軟であり、役員陣の理解もあります。
インフラなどは高額なものもありますが、そういったものもしっかりと説明すれば理解が得られる環境は技術者としてやりやすいですね。
だからこそ、今の現場の強みをもっとITでバックアップしていきたいと考えています。
AIにしろ、IoTにしろ、新たな技術が次々と実用化されていく時代。
店舗に来店されるお客様はもちろんのこと、それを使うスタッフも私たちから見たらある意味ではユーザーという名のお客様。
こんなに使ってくれる人の意見がよくもわるくもダイレクトに返ってくる環境も珍しいと思います。
上流から関わることはもちろんですが、
何よりも本当に使う人の満足を考えたモノづくりに関わっていきたい方にはピッタリの環境ではないでしょうか。